鷗外全集も読む日記

ちくま文庫版 「森鷗外全集」も読んでいく日々。

「舞姫」#0

そうそう、この話は何を言いたかったのかというと。

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話は有吉佐和子のベストエッセイ集を手にする前のこと。
鷗外全集第5巻目を読み終わって、さて次は鷗外の「舞姫」を読もうと思っていたのだが、
やっぱり文語体が辛いなあとだいぶ腰が引けていたところに、
そういえば井上靖が現代語訳した「舞姫」があったはずだと思い出して、
ヨシ、買いに行こうと書店に立ち寄ったら(Amazonでポチるんでもよかったんだけど)、
そこでくだんの有吉佐和子本を見つけて、チラと読んでみると、
そこに井上靖についてのエッセイが載っていて、
こりゃ偶然だなと感じた、
ということなのでした。

ま、それだけの話なんでして(話が脱線して元に戻ることができなかった一例)。

井上靖訳は無事に購入した。
全集収録版の「舞姫」を読まないのか(それは全集を読んだことにはならないのではないか)という向きもあろうが、なかなか綺麗な日本語を使っているのでこのままこの訳本を読んでいく。所収の資料がわりと充実している親切なつくり。